他業種からのゲーム市場への参入はその度に話題になりますが、2016年1月、映画会社『日活』がゲーム市場への本格的参入を発表、注目を集めています。
■ゲームレーベルは「SUSHI TYPHOON GAMES」
日活株式会社は、1912年（明治45年）、「日本活動フィルム株式會社」として発足した映画会社です。後に社名を「日本活動冩眞株式會社」に変更、現在の社名である「日活」はこの略称から来ています。
戦後、1950年～60年代にかけては任侠モノやアクション映画で知られ、1970年代からは『日活ロマンポルノ』と銘打たれた成人映画路線でその名を知られました。
1990年以降は成人映画から撤退、2000年代には「極道大戦争」や「ガッチャマン」「ヤッターマン」等の名作アニメの実写版映画の製作を行っています。
2012年に日活はゲーム製作会社である株式会社Xio（サイオ）との共同事業として、スマホ用カードRPG『マキナ×ドールズ』をリリース、ゲーム市場に参入しています。
2016年1月、日活は自社独自のゲームレーベル「SUSHI TYPHOON GAMES」を立ち上げ、本格的にゲーム市場に参入することを発表しました。
ワーナー・ブラザーズが『Batman:』シリーズや『Dying Light』といったタイトルで知られるなど、映画会社がゲーム部門を抱える事例は珍しくありませんが、日活がどのような路線のゲームを展開していくのか、気になるところです。
■第一弾ゲームは東京都東京都の“区”や“市町村”等をを美少女化したキャラが活躍するゲーム？
「SUSHI TYPHOON GAMES」第一弾ゲームとして発表されたのが『刺青の国』です。
ゲームの舞台となるのは未曾有の混乱が起こった東京。
プレイヤー＝主人公は刺青の彫師となり、美しい少女たちに特殊な能力を付与する刺青を施していきます。少女たちが“東京23区”の覇権を掛けて戦いを繰り広げるというのが、このゲームのストーリーです。
ユニークなのは、登場する少女たちが東京都の“区”や“市町村”をモチーフとしている点。2016年2月現在、公式サイトには“多摩市”“八王子市”“町田市”をモチーフとした美少女キャラのイラストと設定が掲載されています。
まだ具体的なゲームシステムも公表されていない『刺青の国』ですが、一体どんなゲームに仕上がるのか、興味深いところです。
刺青の国 | SUSHI TYPHOON GAMES
http://nikkatsu.com/game/sushityphoon/irezumi/jp/
