冷めたものを数分であたためることができる電子レンジは便利ですよね。
でも、氷を直接あたためたことというのはないのではないでしょうか?
それでは実際にやってみましょう。
製氷機で作った氷を数個用意します。
お皿もしくは電子レンジで使用可能なタッパーに入れて電子レンジのあたためボタンを押します。
温め終わった氷を取り出して温度などを触って確認してみましょう。
うっすらとけている水は暖かくなっていますが、氷自体はとけていません。
電子レンジでは冷えた料理をあたためたりできるのに、なぜ氷を解かすことはできなかったのでしょうか?
電子レンジは電磁波によって水分を震わせて温めるという所に特徴があります。
水と氷の構造では水の方が分子レベルでの結びつきが弱い構造をしています。
そのため氷に比べると水は電磁波で震えやすいために温めることができるのです。
氷は分子レベルの結びつきが強いため震わせることができないのですね。
それでも外気と接してとけやすくなる外側部分からとけてしまうため、とけた部分の水が温められていたんですね。
電子レンジに異音や異常が現れた場合にはただちに電子レンジを止めましょう。
参考サイト
https://www.nichirei.co.jp/koras/category/ice/007.html
氷の実験室 第7回 電子レンジで氷をとかすと|ニチレイ[こおらす]