昔から日本人にはお漬物などで塩漬けはお馴染みですね。驚くべきはその保存期間です。ものによってはとても明治時代に作られた梅干しのように長期間もつものもあります。では塩漬けはどうして長持ちするのでしょうか?
まず塩漬けを作る際には野菜などをよく洗い、余分な水分を乾かすなどして飛ばします。その後、塩をたっぷりまぶしたり漬けたりして塩漬けを作っていきます。塩につけることで余計な水分を取り除くことができます。ではなぜ余計な水分を取り除く必要があるのでしょうか?
塩漬けで防ぐのはカビや微生物菌の増加です。食べ物が腐敗するのはこれらのことが原因となります。カビや微生物菌は食品の中にある水分を使って増殖していきます。塩分はその水分を取り除いてしまうので、カビなどが繁殖しにくくなるのです。ただし、少しの量ではカビなどの繁殖を十分抑え込むことができません。そのため、塩漬けには大量の塩が使われるのです。お漬物がしょっぱいのはそのためなんですね。
塩漬けを作る際には入れて保存する容器も菌がついていないようにするために煮沸消毒やアルコール消毒などが行われることも知っておくといいですね。また、現代では塩漬け以外の食べ物の保存方法にはどんなものが増えたのか考えてみましょう。
参考サイト
http://www.eudomaindesaster.org/%E3%81%AA%E3%81%9C%E5%A1%A9%E3%81%AF%E9%A3%9F%E3%81%B9%E7%89%A9%E3%82%92%E9%95%B7%E6%8C%81%E3%81%A1%E3%81%95%E3%81%9B%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B/
なぜ塩は食べ物を長持ちさせるのか|食中毒予防衛生ガイドデータ