ピエロと言えば、サーカスなどで観客を笑わせる道化役のことですが、このピエロに恐怖心を抱く人も、実は少なくありません。そんなピエロを題材にしたホラー映画も数多く存在しています。
■道化恐怖症(Coulrophobia)とは?
日本ではあまり耳にすることのない『道化=ピエロ恐怖症』ですが、欧米ではメジャーな恐怖症のひとつとされています。
欧米では巡回サーカスが日本よりも身近な存在で、ピエロがサーカスの宣伝をしているような姿も良く見かけます。まだ物心もつかない子どもがピエロの姿を身近に見て恐怖心を抱いたことが、大人になって恐怖症として現れるのではないか、と指摘されています。
また、ピエロのユーモラスなイメージを逆手に取って、彼らを悪役に仕立てた映画やドラマも定着し(代表的な例として、バットマンの敵役であるジョーカーなど)、「ピエロ=冷酷な悪党」というイメージが世間的に出来上がっているのも原因かもしれません。
■ピエロが悪役として登場するホラー映画の数々
ピエロを題材としたホラー映画の代表格とも言えるのが『IT』でしょう。
スティーブン・キング原作の小説を映画化した作品。
実在した連続殺人鬼、ジョン・ゲイシーをモデルとした不気味なピエロの殺人鬼、ペニーワイズが登場し、観客の心に恐怖心を植え付けました。
ジョン・ゲイシーは猟奇的な連続殺人を犯す一方で社会的にはセールスマンとして成功したという二面性を持っていました。彼はホームパーティーで子どもたちを楽しませるためにピエロの扮装をしたことで知られています。また、彼はピエロを絵画に描いており、マニアの間では高額で取引されています。ジョニー・デップが購入、所有していることでも有名ですね。
『マーダー・ライド・ショー』も、ピエロの登場するホラー映画として有名です。
アメリカ・ヘビーロック界の巨匠、ロブ・ゾンビが監督を手がけたホラー映画。
ロブ・ゾンビはホラー映画に傾倒していることで有名でしたが、その彼が自ら製作を手がけたのがこの作品でした。
そのブットンで意味不明な展開には賛否両論ありますが、熱狂的なファンに支持されている作品でもあります。
ブラッディピエロ 100人連続切り裂き
http://www.nicovideo.jp/watch/sm14298268
とにかくピエロが殺しまくるスプラッター系ホラー映画。
大ぶりの包丁で、斬る、斬る、斬る!!
四肢の切断から内臓ぶちまけまでなんでもあり!!
ゴア系スプラッターが大好きな人にとってはたまらない逸品です。
あなたはピエロ、怖いと思いますか?