モニカ・スミスさんには二人の子供がいて、一人はてんかん、もう一人はアスペルガー症候群という障害を持っています。女手一つでこの子たちを育てるのには、計り知れない苦労があることでしょう。しかし、彼女はそれを全く感じさせない、笑顔が素敵でとても明るい女性です。
そんなモニカさんには、パティシエになって小さなお店を持ちたいという夢があり、夜間レッスンを受けています。そこで、友人たちが”Today Show”という番組に、彼女の夢を叶えて欲しいと応募したのです。そして、番組は友人たちの協力のもと、彼女にドッキリを仕掛けます。
まず、番組は、娘さんの学費を集めるのにお菓子を作って教会で売るという企画をモニカさんに提案します。ドッキリの当日、次々とお客さんがモニカさんのお菓子を買っていきます。そして、一人の男性が「全部ください」と残り494個を全て注文し、モニカさんが驚きを隠せずにいると、フラッシュモブが始まります。
さらにマーチングバンドも登場し、会場には一気に活気があふれます。そこに番組司会者が登場し、パティシエに必要な調理器具をプレゼントします。さらに、ニューヨークでプロのパティシエと共演する機会も与えられるということです。
突然天から降ってきたようなプレゼントを受け取り、モニカさんの夢は一気に現実に近付いたことでしょう。これも、普段の子育てや家事、そして勉強までこなすモニカさんの相当な努力と、それを見ていてくれた心優しい友人たちのお蔭です。地域で愛されるモニカさんのお店ですから、彼女の人柄に惹かれて来るお客さんも多いのではないでしょうか。色々と苦労をしながらも夢を持ち続けて来たお母さんを、遠い日本からも応援したくなりますね。