いつでも私たちのはるか頭上にある雲、それを身近なペットボトルの中に再現できたらおもしろいですよね。
ここで使うのは炭酸ジュースが入っていた固めのペットボトルと少量の水、そして炭酸ジュースの炭酸が抜けないように圧力をかけることのできる栓です。
そもそも普通の雲はどうやってできているのでしょうか?
雲は水蒸気が空の高い位置まで登って行って冷やされて雲になります。
空気の層は上に行けばいくほど圧力がかかった状態になります。
圧力がかかると温度が下がるため水蒸気が冷えて雲ができるわけです。
この実験では、この気圧の低い状態を圧力をかけられる栓で再現します。
まず少量の水をペットボトルに入れます。
そして、炭酸ジュースの炭酸が抜けないために圧力をかけることのできる栓をします。
350ミリペットボトルで30回ほど圧力をかけるとペットボトルはパンパンな状態になります。
この状態になったペットボトルを手でしばらく温めて「高温の飽和状態」、空気の量にたいして水蒸気がオーバーするほど溶けている状態を作り出します。
その後、栓を突然開くとペットボトルの中の気圧が変わり、水蒸気が多くなり過ぎた状態が大きく変化して雲が発生します。
圧力を加える際は力がいりますから、圧力をかける際には注意してください。
参考サイト
http://www.jma-net.go.jp/matsue/chisiki/column/cloud/cloud.html
松江地方気象台 雲のできる仕組み