公園などに設置してある噴水は水流を作り出して水の勢いを使って噴出させています。
この実験では空気と水の関係性が重要になります。
では具体的にどうすれば力を加えずに水流を作り出して、ペットボトルの中の水を噴水にできるでしょうか?
まず2リットルペットボトル容器、500ミリペットボトル容器、ペットボトルのふた、ビニールチューブ、きり、リーマ、水、お湯(60度前後)などを用意します。
2リットルペットボトルは三分の二ほどの大きさにカットしておきます。
ペットボトルのふたをキリで穴をあけた後、リーマで穴をビニールチューブが通るほどの大きさにして通しておきます。
2リットルペットボトルにお湯を入れます。
水を四分の一までいれた500ミリペットボトルにビニールチューブをとりつけたふたをします。
2リットルペットボトルのお湯に500ミリペットボトルをゆっくり沈めていきます。
するとペットボトルの中の水は勢いよくチューブから出てきます。
ではなぜ直接水流を作ったわけではないのに水が勢いよく噴き出してきたのでしょうか?
空気は温度によって縮んだり膨らんだりします。
空気は温められると膨らむ性質があります。
500ミリペットボトルの中の空気がお湯で温められた際、空気が膨らんだために水が押し出されて噴水ができたわけです。
この実験の際には急激に空気を暖めるために、60度前後のお湯が必要になります。
お湯を扱う時は注意しましょう。
参考サイト
http://science.wao.ne.jp/experiment/recipe.php?contents_no=51822
ワオ!科学実験ナビ ペットボトルふんすいを作ろう!