シャボン玉は風などにふかれてふんわりと飛んでいきます。しかし、この実験ではシャボン玉が容器の中でふわふわと同じ場所に浮かび続けます。いったいどうして同じ場所に浮かび続けることができるのでしょうか?
まず容器の中にお湯と炭酸入浴剤を用意します。容器に向かってシャボン液を使ってシャボン玉を作ります。すると、シャボン玉は不思議なことにそこに浮かんで留まり続けます。
お湯に入れた炭酸入浴剤は炭酸ガスを発生させます。炭酸ガスは二酸化炭素のことであり、その二酸化炭素は空気よりも重いため容器の下にたまります。
一方、シャボン玉の中の空気は二酸化炭素よりも軽いため二酸化炭素の空気の層に浮かぶのです。そのためシャボン玉が空中にずっととどまっているように見えるのです。
シャボン玉をあたためた空気で膨らませた場合や、二酸化炭素で作った場合などでも反応が変わってくることが予測されますから、変化にとんだシャボン玉実験をやってみるのもいいですね。
参考サイト
http://science.wao.ne.jp/experiment/recipe.php?contents_no=50462
ワオ!科学実験ナビ 科学実験レシピトップ 物質の性質 ドライアイスでシャボン玉を浮かべよう!