家に帰るまでにケーキやアイスなどを持って帰る際にドライアイスを容器の外に入れてもらった経験はありませんか？
ドライアイスは時間がたつと跡形もなく消えてしまいます。そのドライアイスにはおもしろい特性があります。その特性を利用すると、ドライアイスにさしこむと勝手に動くのです。それではその特性とはどんな特性なのでしょうか？
まず、ドライアイスを用意します。ドライアイスはコインを差し込む厚みのあるものを用意しましょう。またドライアイスは低温やけどの危険があるので、取り扱う際には注意しましょう。
手袋をしてからコインをドライアイスにねじ込んでみましょう。
コインがカタカタと動く様子を観察できます。しばらくするとコインの動きが止まりコインの表面が白くなります。これはどういったことが起きたのでしょうか？
ドライアイスは固体の二酸化炭素です。乾いた氷と名付けられるいわれは溶ける際に直接気体になっていくことからです。
コインをねじ込んだところではコインの熱が伝わる熱伝導によって激しくドライアイスが溶けて気体になっていきます。この固体から気体にかわっていく昇華（しょうか）が起こるところでは二酸化炭素がどんどん発生し、その気体が発生した風圧でコインがカタカタと動くのです。
ちなみに熱が伝わりやすい銅などの金属の方がよりはっきりとこの現象を見ることができます。
参考サイト
http://rakuchem.com/dryice.htm
らくらく科学実験 物質の三体 昇華 二酸化炭素 分子結晶 ドライアイスにトライ
