天気の移り変わりは雲の発生で観測され、天気予報が出されます。
ただ、寒い空気や暖かい空気自体は温度を感じることはできても目に見ることはできません。そのため○○前線といった前線を「見る」ことは難しいものです。ただ、前線が生まれる仕組みを見ていけば牛乳と水でその前線の様子を観察することができます。
まずは透明な入れ物(横長が観察しやすい)に水を入れて置きます。そこに端っこから牛乳を注ぎ込みます。すると水よりも重たい牛乳が水をまきあげるように進みます。これは寒冷前線が進む様子と同じです。
前線は太陽によって温められた空気と冷たい空気とかぶつかる場所で生まれます。冷たい空気は暖かい空気の下に入り込みます。その空気の温度差で雲が発生しているんですね。
この実験では牛乳を使っていますが、水を重くし色を付けるならば色を付けた砂糖水でも観察することができます。水よりも重い液体をいろいろ作って観察してみるのもいいですね。また水を温めておいてみるとよりはっきりと違いが見えるかどうかも観察してみたいポイントです。
参考サイト:
http://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005401263_00000&p=box
NHK for school クリップ 水を使った前線のモデル実験‐中学