摩擦の力というと、擦った時に着く火や静電気を起こす風船などが想像しやすいですよね。ここでは摩擦が働くと思いものを支えることもできる実験を実際にやってみましょう。
用意するのは電話帳などの分厚くてページの多い雑誌などです。まず、適当にページ同士を噛み合わせてみてほんの少しの摩擦力では雑誌を支えることができないことを実験してみます。
次にかみ合うページを細かく刻んでいきます。一ページずつかみ合わせるとより強いまさつが生まれ、なかなか外れにくくなります。片方の雑誌を持ち上げてみると、支えていないのにもう一方の雑誌を持ち上げられます。なぜ摩擦が起きるとこんな風になるのでしょうか?
一ページずつかみ合わせた雑誌を引っ張る時、少しのページしかかみ合っていない場合に比べてページごとに起こる摩擦の力が多くなります。その力が合わさって雑誌そのものを引っ張っても簡単に外れなくなったのです。
一ページ一ページに隙間をしっかりあけると摩擦の力を小さくなるので、あっさり抜けてしまいます。
他にも摩擦を使ったものにはどんなものがあるのか考えてみましょう。
参考サイト
http://www2.tokai.or.jp/seed/seed/minna5.htm
摩擦の力は接着剤?