ヘリウムガスや空気入れを使って空気を入れた風船だったら浮かびやすいのですが、人の息で膨らませた風船は浮かびませんよね。
この実験では風船を浮かばせるどころか天井にくっつけてしまいます。
ではいったいどうやっているのでしょうか?
まず風船を膨らませます。
今度はウール製の布で風船を10回ほど擦ります。
脚立などで上って天井に風船をくっつけます。
すると、風船が天井にくっつきます。
この実験ではボタン電池とLEDライトを使ってさらに明かりがつくようにしています。
静電気を起こすとなぜ天井にくっつくのでしょうか?
これは下敷きで髪をこすって静電気を起こした際、下敷きに髪がくっつこうとするのと同じです。
天井はプラスとマイナスの両方の電気が帯びています。
一方、ウールで静電気を起こした風船はマイナスの電気を帯びています。
マイナスはプラスと引かれるため天井のプラスの電気にひかれて風船がくっついているのです。
参考サイト
http://site.ngk.co.jp/lab/no187/index.html
2013年3月/浮かぶ風船電球/NGKサイエンスサイト|日本ガイシ