皆さんは残像という言葉を聞いたことがあるでしょうか？今回の実験ではこの残像を使った不思議な実験をしてみましょう。
用意するものは厚紙、はさみ、筆記道具（絵をかく）、のり、トレーシングペーパーなどです。まず厚紙を5センチ×5センチに切り、絵を描きます。トレーシングペーパーの上に厚紙をのせてふちをなぞり同じ大きさの紙になるようにペンで縁取ります。縁取った中に先ほど書いた厚紙の絵と合わせると面白くなるような絵をかきます。
トレーシングペーパーの縁取ったところをはさみで切り、厚紙の裏に方向が合うようにのりで貼ります。厚紙の上下の角を指で軽くもち、息を吹きかけて回します。すると、ふたつの絵が合わさったように見えます。
なぜ二つの絵が一つに合わさったように見えたのでしょうか？
人間は物を見る時にごく短い時間なのですが次の像を見るまでにそれまで見ていた像が残っています。これは残像効果と呼ばれます。前の像が残っている間に次の像を見ることで一緒になっているように見えるのです。
また、人間の脳では画像の足りない部分を補正しようとする働きもあるため、コマ送りのような画像でも素早く動かすと間の像を補正してみようとするためスムーズに動いているように見えます。残像を利用したものにはどんなものがあるか、思い出してみましょう。
参考サイト
http://science.wao.ne.jp/experiment/recipe.php?contents_no=52171
2つの絵を1つにしよう！｜「科学に強い子を育てる」ワオ！科学実験ナビ
