みなさんの周りに普通にある空気。何もしなければ私たちに酸素を提供してくれるものですが、その空気に強力な圧力を加えると実はすごい事が起こるのです。
準備するものは圧縮発火機のセットとピンセットです。まず、台の上に支持台をおきます。この時、水平で力をかけてもぐらつかないテーブルなどに置くようにしましょう。次にピンセットで発火綿を支持台の中央に少量置きます。シリンダーを中央にセットします。ピストンをシリンダーにセットし、一気に押し込みます。すると、シリンダーの中の発火綿が一瞬で燃えてしまいます。なぜ火もないのに綿が燃えたのでしょうか?
空気は急激な圧力をかけると温度が上昇します。そこに燃えやすいものがあることで火がついたのです。少しタイプは違いますが、圧力鍋を使った料理は短時間で煮込み料理などを作ることができます。これは蒸気の圧力によって通常の温度よりも高い温度を食材にかけることができるためです。
圧力を使った便利な装置にはどんなものがあるかなどを考えてみましょう。
参考サイト
http://science.wao.ne.jp/experiment/recipe.php?contents_no=52503
圧縮を使って火をつけてみよう!|「科学に強い子を育てる」ワオ!科学実験ナビ