リンゴを切ってしばらくそのままにすると、色が変わってしまいます。中にはこのリンゴの変色を防ぐために塩水やレモン汁を使う人もいるかもしれません。
ではなぜリンゴの色は変わってしまうのでしょうか?そして、なぜ変色を防ぐのに塩水やレモン汁が使えるのでしょうか?
まず、水、塩水を容器に用意します。リンゴを切って皮をむき、一切れずつそれぞれの容器にいれておきます。また、何もしない状態の皮むきリンゴも用意しておきます。
しばらくしてから容器を覗いてみると、何もしなかったリンゴとただの水につけたリンゴは色が変わってしまいます。しかし、塩水につけたリンゴは変色しませんでした。なぜ塩水につけたリンゴは変色しなかったのでしょうか?
塩水にリンゴをつけるとリンゴの表面に塩水のまくができます。空気と接することができなければ酵素は変色することがありません。ただ、この場合は塩水の塩分がリンゴの細胞膜を通ってしまうため、リンゴの味が少ししょっぱくなります。同じようにレモン汁を使う場合は、レモンの中のビタミンCが酸素と結びつけなくさせるため茶色く変色しないようになります。味もまだレモンの方がリンゴの味を損ないにくいようです。
他にも空気に触れると色が変わってしまう食べ物があります。思い出してみましょう。
参考サイト
https://kids.gakken.co.jp/kagaku/110ban/text/1548.html
リンゴを切っておいておくとどうして色がかわるの|科学なぜなぜ110番|学研サイエンスキッズ