みかんを美味しく食べた後、皆さんは皮をどうしていますか?ポイッとゴミ箱に捨ててしまう前におもしろい実験をしてみましょう。
まず、みかんの皮、油性ペン、クレヨン、茶渋の付いたコップなどを用意します。まず、表面がつるつるしているプラスチック皿などの上に油性ペン、クレヨンをそれぞれ書いておき、そこにみかんの皮をオレンジ色の表皮をあてるようにしてこすってみましょう。クレヨンにも同じようにこすり付けてみましょう。
茶渋のついたコップにもごしごしとこすり付けてみましょう。すると、それぞれ少しずつとけだし落とすことができます。なぜみかんの皮で落とすことができたのでしょうか?
みかんの皮にはごく少量ですが、油分が存在します。みかんの皮をギュッともつとピュッと飛び出してくる汁の中に含まれているのです。この油はリモネンと呼ばれます。油は油を溶かすことができるため、油性ペンやクレヨンに含まれる油分を溶かして落とすことができます。
この実験ほどではありませんが、油性ペンで布に名前を書いても油を溶かしてくれる洗剤で洗っていると名前がどんどん薄くなっていきますよね。
ただし、この油性ペンのマジックやクレヨンなどは紙で実験するとインクを紙が吸い込んでしまうので表面がつるつるしている机やプラスチック皿などでする必要があります。完全にとれない場合もあるので、必ず使ってもよいもので実験しましょう。
参考サイト
https://kids.gakken.co.jp/jiyuu/idea_db/509.html
オレンジパワー|科学実験|アイデアデータベース|学研キッズネット【自由研究】