アメリカのディナーショーや、ショーパブや、イベントでよく見かけるようなお揃いのスーツを着て、決して有名ではないけれど、実力も普通にあり見ていても別に退屈もしないような、そんなおじさんバンド。
若い頃からきっとみんなミュージシャンだったのかなと思うような、歌もそこそ上手だし、エンターテナーとしては何も問題なく演奏が始まります。
しかし、歌が始まると何か様子が違ってきます。歌っている後ろの方が気になって仕方がないのです。激しく動くドラマー。やたらスティックを振り回し、次第に腕もグルグル振り回し始め、そんな激しい動きをしているのに、全く演奏がブレないというすごさ。はっきり言ってクオリティが高すぎるのです。
そして、なによりも気になるのが、後ろでこんなにも激しい動きでドラムを叩いているのに、前で演奏している二人は完全無視というのか、全く気に求めずにマイペースに演奏して歌い続けているということ。
お笑いにしたいのか、真面目にやりたいのか分からないところが不思議な気持ちにさせます。それにしても、ドラムが上手すぎてびっくりですよね。