超人気RPGシリーズ『ドラゴンクエスト』の最新作、『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』が2017年7月29日に発売されました。
ファミコンなど、家庭用ゲーム機のソフトがROMカートリッジだった時代は、ソフトが品薄になることも多く、ドラクエクラスの人気タイトルにもなると、ソフトの入手を巡って様々なトラブルが発生、新聞などでも報道され、社会問題化したこともありました。
■学校や会社を集団ズル休み、恐喝行為まで起こった「ドラクエ騒動」
現在のゲームソフトはBDやDVDといった円盤媒体で供給されることが殆どで、その生産もプレスだけで可能ですから、比較的容易です。
しかし、ファミコンからスーパーファミコンにかけての時代、ソフトはROMカートリッジによる供給が一般的でした。
円盤媒体とは違い、ROMカートリッジは生産工程に手間がかかり、同時に生産可能な数には自ずと限界がありました。
さらに、当時は半導体市場全体が品不足の状況にあり、ドラクエクラスのタイトルになると、発売当初にその需要を賄えるだけの数が用意できない、という事態が起こることがありました。
発売日にソフトを購入できなかった客が続出、ゲームソフトを販売する店には深夜から行列ができ、確実にソフトを購入したいと考えるプレイヤーは小中学生から果ては社会人に至るまで、学校を休んだり欠勤して行列にならぶという事態がおこりました。
さらには、ソフトを入手できなかった者が購入者を恐喝して奪い取ったり、空き巣に入るなどといった事件が発生、新聞で報道され、「ドラクエ狩り」と呼ばれ社会問題にもなりました。
ファミコン時代と違い、現在ではショップでの購入以外にもネット通販やダウンロード購入などでもゲームソフトを購入できる時代になりました。
皆さんは「ドラクエ11」、どこで買いましたか?