数多あるゲームの中には、ぶっ飛んだ発想で目を惹くタイトルも少なくありません。イカれた世界観やストーリー、『なんでこんなゲームを思いついたんだ?』と考えずにはいられないようなゲームシステム。ここではそんなゲームをいくつかご紹介しましょう。
■Goat Simulator
日本語表記では『ヤギシミュレーター』
一頭のヤギになって、ゲーム内世界で自由に行動することのできるゲームです。
もとはスウェーデンのゲームメーカーCoffee Stain Studiosが、社内教育の一環で社員に制作させたものでしたが、スタッフがプレイ動画をYouTubeにアップすると再生数が爆発的に伸び、遊んでみたいという反響が多かったことから正式発売されました。
シミュレーターというタイトルから、ヤギをリアルに表現したゲームかとおもいきや、実際はヤギになって暴れ回るというどう見てもバカゲーです。バグが多いのも特徴ですが、制作スタッフは意図的にバグを残しているとのこと。
世界的大ヒットを受けてマルチプレイ可能なバージョン『Goat MMO Simulator』やゾンビアポカリプス的世界を舞台にした『GoatZ』もリリースされました。
Windows版とMac版の他、iOSとAndroid、XBOX one にも対応しています。
■Octodad Dadliest Catch -
日本版タイトルは『オクトダッド-タコと呼ばないで-』
プレイヤーが操作する主人公は人間社会で正体を隠して生活しているタコです。彼の正体は家族(もちろん人間)すら知りません。自分の正体がばれないよう、日常生活の中でミッションをこなしていく、というゲームです。
プレイヤーは主人公(タコ親父)の手足の一本一本を動かして操作、その動きはどう見ても怪しさ炸裂!! これで正体が隠せているのが不思議なくらいです。まあ、顔の見た目からバレバレな気もしますけど……。
インディーズゲームながら、しっかりした日本語ローカライズが行われているのも特徴。タイトルロゴやタイトル画面が日本版オリジナルになっている他、テーマソングも日本語にローカライズ。本編字幕中には日本風の顔文字が使用されるなど、凝った作りになっています。
PC版の他、PS4とPS vitaのダウンロード専用タイトルとして配信中です。
■I am Bread
主人公は一枚の食パンです。
立派なトーストになるため、パンの四つの角を操作してトースター(ゴール)へと向かうゲーム。しかし、途中には濡れた床やゴミなどの障害が待ち受けています。
パンには衛生度が設定しており、障害に触れてしまうと減少、衛生度が一定値を割ってしまう=食べられないほど汚くなるとゲームオーバーになってしまいます。
最初は食パンが置いてあっても何の不思議もないキッチンから始まりますが、ステージをクリアするごとに、どんどんおかしなことに……なんでトイレやバスルームに食パンがあるのか、と首をひねりたくなります。
一見、ただのバカゲーにしか見えないこのゲーム。
しかし、ストーリーをきちんと読んでみると……。
PC版のみ、ダウンロード配信されています。