モンスターハンター(MH)シリーズはカプコンが発売している人気のアクションゲームです。
MHシリーズには、様々な武器が登場します。
巨大な塊に棒がくくりつけられた鈍器のような武器のハンマーはシリーズの初期からある武器のひとつです。
◆打撃のメイン武器となるハンマー
ハンマーは、MHシリーズの初期から登場をしている武器です。
巨大な岩や骨の塊、鉄で出来たものなどがあります。
打撃属性の武器で、頭部に攻撃を与え続けることでスタンをさせることができるため、マルチプレイでは頭を狙いスタンをさせることが主な役割になります。
モンスターにスタミナが実装したMH3シリーズ以降では、モンスターの動きを低下させる疲労状態にさせるという効果も追加され、さらにチャンスを作りやすい武器になりました。
攻撃力が高く、スタンや疲労などを狙えるため、攻撃しやすい武器ですが、リーチが短い、ガードができない、尻尾を切断することができない、マルチプレイでは使い方によっては迷惑をかけてしまうなど使いこなすのが難しい武器でもあります。
◆強力な武器だがマルチでは使いにくい武器
スタンや疲労などが狙いやすいハンマーですが、マルチプレイをする場合は、打ち上げや叩きつけにより、ほかのプレイヤーの邪魔をしてしまい、頭をハンマーに任せることになるため、ほかのプレイヤーの立ち位置などが限られてしまうなどの理由で、あまり人気がある武器ではありません。
初代のMHでは、ハンマーでスタンを取るというハンマーのメインの攻撃ができませんでした。
さらに、縦振り攻撃のフィニッシュのぶん回しが無いので、DPSとしてもかなり低い武器でした。
MHGとMHPでは縦攻撃のフィニッシュが実装されたため、ダメージはアップしましたが、またマルチプレイでは使いにくい武器なのは変わりませんでした。
MH2からはスタンをさせることができるようになったため、頭を狙うことがメインの武器となりました。
とくに序盤の素材で作ることができた大骨塊が強力だったということもありました。
狩猟笛という武器が登場しましたが、スタンがハンマーよりも取りにくいということもあり、ハンマーより人気になるということはありませんでした。
MHP2とMHP2Gでも素材が比較的楽で、強力なものがつくれたので人気の武器でした。
MH3シリーズからは、モンスターにスタミナが実装され、疲労状態にすることができるため、モンスターを弱体化させるために活躍できるようになります。
また、MHP3では溜め攻撃の2段階目が弾かれない心眼攻撃になったためダメージを与えやすくなった事と、踏み込んで攻撃をするのでリーチが長く、疲労を奪う数値とスタンが高いため、こちらを使った攻撃を使うことも多くなりました。
さらに、MHP3Gの爆破属性が追加されたためより、スタミナを奪いやすい武器になっています。
MH4以降では、ハンマーはマルチプレイでは人気が低迷していきます。
段差を使い、ジャンプをして攻撃をすることができるようになったり、抜刀状態で回避を行った後にすぐに溜めモーションに以降するようになるため積極的に攻めることができるようになりました。
しかし、MH4以降で登場をした乗りのシステムにより、スタンを取る必要性が少なくなったため出番が大幅に減ってしまった事と、乗りをするためにフィールドに段差が設置された事により、高低差により頭に当てづらいようになってしまったため、あまり立場が良くないものでした。
さらに、チャージアックスの登場や大剣用の抜刀術【力】が付けやすいスキルということもあり、ハンマー自体の性能はあまり変わらないのですが、周囲の環境によってハンマーの人気は低迷してしまいました。
マルチプレイでは人気が薄いですが、ソロでのプレイでは序盤は鉱石や骨など採取がしやすいという事と、迷惑をあまりかけないのでかなり使いやすい武器となっています。