日本の近くにありながら、その実態はベールに包まれたままの国、北朝鮮。
なんと、その北朝鮮製のゲームが遊べるサイトがあると、話題になっています。
■日本やアメリカばかりではない、世界のゲームメーカー
日本以外のコンピュータゲームと言えば、まずアメリカを連想する人がほとんどではないでしょうか? オンラインRPGなどで韓国も有名ですね。
しかし、ゲームメーカーがあるのはそれらの国ばかりではありません。
数多くの国にゲームメーカーは存在しており、中には世界的なヒットを記録したメーカーもあります。
・S.T.A.L.K.E.R. SHADOW OF CHERNOBYL
ウクライナのメーカーが開発したファーストパーソンシューター(FPS)です。
チェルノブイリ原発事故の後、その汚染地域に発生した『ゾーン』と呼ばれる異常現象の謎を調べる主人公の物語を描いたゲームです。
世界的なヒット作品となり、シリーズ3作目までがリリースされています。
・DreadOut
インドネシアのインディーズメーカーが開発したホラーゲーム。
日本の人気ホラーゲーム『零』の影響を受けた作品として話題になりました。
スマートフォンのカメラ機能で敵を攻撃するというシステムも『零』に良く似ています。
インドネシアの神話や伝承に登場する幽霊や怪物が次々登場するのも特徴的です。
■北朝鮮製ゲーム『ピョンヤンレーサー』とは?
いまだ、日本や韓国との間に緊張状態が続いている国、北朝鮮。
その内情はベールに包まれており、実体はさだかではありません。
そんな北朝鮮の一面を垣間見せるようなゲームがネットで公開され、話題を呼んでいます。
そのゲームのタイトルは『ピョンヤンレーサー』。
北朝鮮の旅行代理店「高麗ツアーズ」の公式サイトで公表されているもので、ダウンロード不要のブラウザゲームです。
タイトルにレーサーと付いてはいますが、内容的には北朝鮮の首都平壌の観光案内ゲームといったものになっています。
プレイヤーは画面上の自動車を操作、平壌市内の観光名所をめぐります。途中にあるシンボルアイコンを拾っていくと、平壌の有名な観光スポットが画像入で紹介されます。三角形で有名な柳京ホテルや凱旋門など、日本のメディアでも紹介されることもある建物も登場します。
自動車には燃料が設定され、走行するとそれを消費、ゲージがゼロになるとゲームオーバーになります。時々道に落ちているドラム缶のアイコンを拾えば燃料が補給されますが、これが結構微妙な位置に配置されていて、取り逃すことも少なくありません。しかも、一度通過してしまうど消えてしまいますので、バックで取ることもできません。
インターネットで紹介されたことから世界中からのアクセスが相次ぎ、サイトにはつながり難くなっているようです。それでも見てみたい、そんな方はYouTubeにアップされたプレイ動画を御覧ください。