6歳のグラント君は小人症という障害を持っています。
「これは僕の弟。みんな僕らが双子だと思ってるんだけど、彼は1歳で僕は6歳。何で僕らが同じ大きさかと言うと、僕は小さい人だから。小人症って言うんだ。僕の歩き方には特徴があるんだ。」と自らの病気をとても分かりやすく説明します。
その後に、自分の好きなことを教えてくれ、特に卵料理を作ることが好きなんだと説明しています。このように何でもやってのける明るいグラント君ですが、時々泣くことがあるのだと言います。それは、他の子よりも転びやすく、痛い思いをするから。そして、心が傷つくこともあるのだと言います。それは、誰かが「見て！あそこに赤ちゃんがいるよ！」とグラント君に向かって叫ぶときです。
そして、他の子よりも小さいから何も出来ないと思われるけど、自分のやり方で何でもできると、とても前向きなグラント君。周りの6歳の子たちと同様に見て欲しいと言います。
今は自らのやり方で歯を磨いたり手を洗ったりできるグラント君ですが、慣れるまでに苦労があったことでしょう。そんな彼は、私たち大人の心を大きく動かすメッセージを投げかけます。「僕の世界に対する願いは、皆がお互いに他の人を思いやること。もしけんかをしても、時々思いやって欲しい。世界にどんなトラブルが起ころうと、愛があれば僕らは幸せだから。」「あなたと見かけが違う人がいたらどうする？その人を愛するべき？うん、そうすべきだよ。」「僕らは皆同じ人間なんだ。」
6歳の子が、自分の病気を通して一生懸命にハードルを乗り越えながら生活をし、世界の平和についてこんなにも深く考えているのを知って、自分がこれまでしてきた行動を振り返ってしまいます。
辛いからと言って途中でやめてしまった部活、小さなことで友達と喧嘩をしてしまったこと。。。グラント君の様な心の強さと優しさがあれば、乗り越えられるような小さな壁だったなと思いました。動画を見ての感じ方は人それぞれかと思います。私は、この動画を多くの人に見ていただき、辛いことや感情的になりそうなことがあった時も、一呼吸置いてグラント君のことを思い出して欲しいと願います。
