自由度の高いオープンワールドRPGとして、海外のみならず日本国内でも人気の高いPCゲーム『エルダースクロールズ』シリーズ。
その最新作が2016年に日本国内でリリースされます。
■エルダースクロールズシリーズとは?
エルダースクロールズ(The Elder Scrolls)シリーズとはアメリカのゲーム開発会社ベセスダ・ソフトワークスが制作する人気ロールプレイングゲームのシリーズです。
地球とは別の惑星ニルン、そこにあるタムリエル大陸を舞台に数千年のタイムスパンにわたって展開する壮大な物語を描く大作RPGシリーズです。
シリーズ第一作『The Elder Scrolls: Arena』がリリースされたのが1994年4月。まだWindowsが普及する以前の時期で、対応OSはMS-DOSとなっています。
舞台となる世界が一つの空間として描かれる、いわゆるオープンワールドゲームになったのはシリーズ2作目の『The Elder Scrolls II: Daggerfall』からです。『The Elder Scrolls II: Daggerfall』で構築された世界は現実世界の縮尺にして実に16万平方キロに及び、いまだ最も広いオープンワールドゲームの記録を保持しています。
プレイヤーの意志ひとつで、世界を救う英雄としても、また殺人や強盗として生きることもできる自由度の高さが特徴のシリーズです。
2002年に発売された『The Elder Scrolls III: Morrowind』からは、メーカーがゲームのグラフィックからシステムまで自由に改変できるThe Elder Scrolls Construction Setを配布、膨大な数のMODと呼ばれる改変プログラムがファンによって制作され、長期的な人気を誇る作品となりました。
2007年には『The Elder Scrolls IV: Oblivion』がシリーズ初となる日本語ローカライズ、PlayStation3とXbox360用として発売。2011年にリリースされた『The Elder Scrolls V: Skyrim』は日本国内だけでも340万本を売り上げました。
■シリーズ最新作はMMORPGに
2014年4月にリリースされた最新作が『The Elder Scrolls Online』です。シリーズ初のオンライン対応MMORPGとして話題を呼びました。
ゲームの舞台となるのは、『The Elder Scrolls V: Skyrim』から1000年前の時代、空位となった皇帝の座を巡って三大勢力が争うという壮大なストーリーが展開されます。当初、日本国内での展開はありませんでしたが、2DMM.comが016年春より日本国内でのサービス開始を決定しました。
海外版の『The Elder Scrolls Online』を完全ローカライズ、500万に及ぶ膨大なワードが日本語に完全翻訳されるということです。
現在はPC版のみの運営となっていますが、PS4とXbox Oneへの移植も予定されており、今後の展開に期待したいところです、