世界的に人気の高いオンライン対戦ゲーム『World of Tanks』。
その開発・運営を行っているWargamingが2015年10月21日、モバイルゲーム専門会社を設立したことを発表し、話題を呼んでいます。
■会員数、全世界で1億人を誇る人気オンラインタンクバトル『World of Tanks』
Wargamingは旧ソビエト連邦から独立したベラルーシ共和国で創業したオンラインゲームの開発・運営を行う会社です。現在はキプロス共和国に本社を置いています。
同社の代表作であるオンラインタンクバトルゲーム『World of Tanks』は2010年8月にロシアでリリース後、2011年にはヨーロッパ、北米、アジアなどにサーバーを設置し、世界展開を開始しました。
2014年にはXbox 360版がリリース、2015年にはPlayStation4版の配信開始も予定される等、」コンシューマーにも展開し、現在では全世界で総会員数1億人を記録するという大ヒットゲームとなりました。
日本では戦車を題材としたアニメ『ガールズアンドパンツァー』のヒットと共に注目を集め、同アニメとのコラボ展開を行ったことで話題を呼んでいます。
■WG Cellsとは
Wargamingは2014年に『World of Tanks』のスマートフォン版である『World of Tanks Blitz』の配信を開始、iOSとAndroidをあわせ、全世界で3500万ダウンロードを記録する大ヒットを記録しました。
この成功から、Wargaming社はモバイルゲーム専門会社の設立を決定、それが“WG Cells”です。
“WG Cells”が扱うゲームはすでにリリース済みの2作を含む3タイトルが発表されています。
『Loot & Legends』は戦略性の高いストラテジー&ロールプレイングゲームとして、海外で非常に人気の高いタイトルです。
『Fantastic Plastic Squad』は3人称視点のシューティングゲームで、『Medal of Honor』、『Battlefield』、『Call of Duty』といったシューティングゲームのビッグタイトルの制作スタッフが開発陣に加わっていることで話題を呼んでいます。
2016年に配信開始予定の『Smash Squad』は、日本で人気のスマホゲーム「モンスターストライク」を彷彿とさせる“ひっぱりアクションゲーム”です。
オンラインゲームで絶大な人気を誇るWargamingが、今後モバイルでどのような展開を見せていくのか、気になるところですね。