2015年9月30日、3匹の年老いたビーグル犬が韓国の化学研究所から保護されました。
彼らは生まれてからずっとケージの中で過ごし、化学実験のためのテストとして使われてきました。そして、役目を終え14歳になった今、すし詰め状態のシェルターに送られていました。
そこで、”Beagle Freedom Project”というNGO団体が犬たちの保護に乗り出します。無事保護された老犬たちは韓国からアメリカへと渡り、残り少ない人生を幸せに過ごすための里親探しの旅に出ます。
3匹は、Simon、Alvin、Theodoreと名付けられました。アメリカに降り立った3匹は、初めて芝生を踏みしめます。こんなに広い環境で走り回るのも、生まれて初めての経験でしょう。
私たち人間に実験道具として使われてきた14年の人生を恨む様子はなく、レスキューたちに撫でられて安らぎの表情を見せています。恨んでいないという訳ではなく、人間に好き勝手に使われていたという事実さえも知らないのでしょうか。
彼らの人生は残り数年かと思われますが、それでも保護に踏み切ったレスキューの皆さんには感謝の念でいっぱいです。残りわずかな人生は、広い庭で思う存分走り回って、笑顔の毎日を送って欲しいです。