アメリカのヴァージニア州にある拘置所で、囚人である父親と帰りを待つ娘たちのダンスパーティーが開かれました。参加者である囚人は、麻薬の売買や銃の違法所持などで捕まった父親たちです。
イベント当日、父親たちはスーツを着て娘たちを待ちます。また、娘たちも家で衣装の準備をし、父親と会えることを楽しみに待ちます。父親が犯罪者であっても、娘たちがパパを大好きなことには変わりはありません。娘たちと再会をした時の父親たちも、涙を流して喜んでいます。
7歳の少女が「どのくらいお父さんが好きなの?」とインタビューされると、これまで我慢していた寂しさを隠し切れず泣き出します。父親は「もう二度と娘にこのような思いはさせない」と誓っています。
イベントの責任者である保安官のWoodyさんは、「この囚人たちは慢性的な犯罪者ではない。第二の人生を歩む価値がある。彼らは良い市民になれるし、そうなるための最善の方法は、彼らを良い父親にすることです」と言います。彼らにもっと父親としての自覚が芽生えれば、我が子に可愛そうな思いはさせたくないという感情も強くなり、再犯を起こす者たちも減少することでしょう。