ゲーム業界は変遷の激しい世界で、有名クリエイターが所属している会社を辞めて他社に移ったり、開発スタジオが閉鎖、合併、買収といった話題には事欠きません。
最近では『メタルギアシリーズ』で名を知られた小島秀夫監督がスタジオを閉鎖して所属していたコナミを退職、独立したことが大きな話題となりました。
2016年の3月、90年代から活躍し、『奇才』とも呼ばれたゲームクリエイター、ピーター・モリニューの設立した開発スタジオLionhead Studiosが閉鎖されることが発表され、話題を呼びました。
■『ポピュラス』や『Fableシリーズ』で知られるピーター・モリニュー氏
Lionhead Studiosは、ピーター・モリニュー氏が1996年にイングランドのサリー州に設立したゲーム開発スタジオです。2006年にMicrosoftに買収され、その傘下で活動していました。
ピーター・モリニュー氏は神の視点から天地創造をプレイするシミュレーションゲーム『ポピュラス』を生み出したことで知られる人物です。『ポピュラス』は大ヒット作品となってスーパーファミコンにも移植されています。その独特のクセのある作風から、モリニュー氏は『奇才』と呼ばれることもあります。
『ポピュラス』と並んでモリニュー氏の代表的作品とされるのが、RPG『Fable』シリーズです。2005年に発売された第1作『Fable』は、プレイヤーの選択で主人公が善にも悪にもなれる自由度が評価され、人気を博しました。『Fable』シリーズは全3作が製作されており、さらに新作である『Fable legends』が製作中でしたが……。
■スタジオ閉鎖に伴い、『Fable Legends』の開発も中止に。
2016年3月8日、Microsoftは公式ブログで「Lionhead Studios」の閉鎖に関する協議が行われていることを公表しました。これに伴い、2013年より開発が行われていた『Fable』シリーズの最新作『Fable Legends』の制作中止も決定されたとのことです。
『Fable Legends』はそれまでシングルプレイだった同シリーズとは違い、1vs4の非対称対戦型ゲームとして製作が進められており、注目が集まっていました。
なお「Lionhead Studios」の創設者であるピーター・モリニュー氏は2012年にMicrosoftを退社して新しくスタジオを立ち上げ、新規タイトルの開発を行っているということです。
Microsoftによれば、今回のスタジオ閉鎖はより面白いタイトルの開発やフランチャイズへの投資を行うためのものだと言うことです。今後、どのような新規タイトルが開発されることになるのか、期待したいところですね。