インディーゲームには、時に製作者の発想を疑ってしまうような奇想天外なアイデアの作品が数多く存在しますが、そんなぶっ飛んだゲームがまたひとつ、増えてしまうかもしれません。
エクストリームな状況で協力しあいながら料理をするゲーム、『Overcooked』です。
■現実にもある“ぶっ飛んだ”エクストリーム・スポーツ
スポーツのジャンルのひとつに「エクストリーム・スポーツ」があります。
「エクストリーム(extreme)=過激な」という名前が意味する通り、危険性を併せ持つ速さや高さ、華麗さを競い合うスポーツを指す言葉です。
アメリカで行われるエクストリーム・スポーツのイベント「エックスゲーム(X Games)」がテレビ放映されたことから人気に火が付き、スポーツとは思えないようなユニークな競技も登場しました。
その代表格とも言えるのが「エクストリームアイロン掛け」でしょう。
イギリス発祥と言われるこの競技は、崖の上やカヌーの上、時にはスキューバダイビングをしながらアイロン掛けを行うというもの。
どれだけ極限的な状況下で平然とアイロン掛けができるか……という競技だそうですが。
エクストリームアイロン掛けの競技人口は全世界で700人程度とされ、オリンピック競技入りを提案する選手もいるそうです。
■たとえ火の中水の中、どんなところでも料理するゲーム『Overcooked』
そんなエクストリーム・スポーツを彷彿とさせるのがGhost Town Gamesが開発中のゲーム『Overcooked』です。
Overcooked Announcement Trailer - YouTube
『Overcooked』は協力プレイで、極限的な状況下で調理を行うというゲーム。PVには、北極のような環境から火災が起こっているキッチン、地震のまっただ中で地割れが発生しているキッチンなどなど、常軌を逸したとしか思えない状況でバタバタと楽しげに料理するプレイヤーキャラの姿が収められています。
たった二人の開発者が製作しているこのゲーム、もとの会社で同僚だった二人が昼休みにマルチプレイゲームに興じていたことから、協力プレイで楽しめるゲームを作ろうと思い立ったとか。
それにしても、協力プレイなら他にもいろいろ題材がありそうなものなのに、なんで『エクストリーム・クッキング』、なんでしょうね?
PlayStation4とXbox Oneで2016年リリースを予定しているそうです。