プレイステーション2で発売されたファイナルファンタジー10（以下FF10）と続編の10-2が2本セットでスイッチ版に移植されました。
追加要素があったインターナショナル版がベースになっていますがボイスは日本語で、ボイスドラマも追加収録されています。
発売当時としては驚愕の美しさだったグラフィックは、 HDリマスター版でさらに進化しました。
FF10は数年に一度「シン」と呼ばれる脅威におそわれる世界で、その脅威に立ち向かっていく少年と少女が織りなす切ない物語です。
作中いたるところでムービーが挿入され、映画を見ているような気分になります。
オープニングのムービーから伏線がこれでもかというほどちりばめられていますが中盤から見事に回収されていきます。
その伏線を乗り越えていく終盤の主人公とヒロインの生き様は涙ながらには語れません。
一方のFF10-2はFF10の2年後が舞台となっています。
こちらはマルチエンディングとなっていて、真のエンディングを見るために何度もゲームを周回するようになっています。
この真のエンディングを出現させる条件がかなり難しく、攻略情報が必須となります。
中にはミニゲームを一定以上でクリアしないといけなかったりと、普段RPGしかしないと手こずるかもしれません。
また、前作とのノリの落差でオリジナル当時から賛否両論ありました。
FF10はストーリー重視、FF10-2はゲーム性重視と方向性が異なりますが、特にFF10はFFシリーズの中でも屈指の人気を誇っているので未プレイの方は是非手に取ってほしい作品です。
