始めは寝たきりの赤ちゃんも、だんだん目が見えるようになり、寝返りを打ち、見えるものに触りたくて無我夢中でハイハイをするようになります。そして、立てるようになり、2~3歩進むと倒れていたのが、いつの間にかトコトコと小走りをするように歩きます。
それは、とにかく生まれて初めて見るものに触りたくて仕方がないから!
初めて見る人、玩具、動物、目に入るもの全てが赤ちゃんにとっては新発見です。
この男の子もその一人で、初めて見るスーパーの出入り口の自動ドアに釘付けになっています。
この日、この子は初めて自分の脚でスーパーを歩いたそうです。そして、勝手に開いたり閉まったりする不思議なドアを発見したのです。自分が近づくとドアが開くということに気付いたのか、自分の新発見に感激している様子です。あれ!?あっちのドアも勝手に動いてる!と、別の自動ドアにも駆け寄ります。
スイッチを押せば電気が点く、蛇口をひねれば水が出る、大人の私たちが何も考えずにしている当たり前のことが、この子にとっては「ワォ~!!」の新発見なんですね。毎日が感動の日々なんて、なんて羨ましいんでしょう。楽しくてたまらないんでしょうね。