イギリスの介護施設で暮らすエドワード・ハーディさんは、子供の頃から音楽が好きで、40年間ジャズバンドでピアノを弾いていました。
エドワードさんが初めてバンドを組んだのは、第二次世界大戦後に日本から生還した時でした。しかし、施設に入ってから91歳の妻とは別々に生活をすることとなり、孤独に過ごしていたそうです。
そこで、施設のスタッフがGumtreeという広告サイトにエドワードさんとセッションをするためのバンドメンバーを募集したところ、なんと80人もの応募があったのです。その中には、以前共に演奏をしていた仲間3名も含まれていました。
まるで認知症であることを感じさせることなく、生き生きとピアノを弾くエドワードさんは、「本当に多くのボランティアが私と一緒に演奏するために協力してくれて、とても驚いています。そして、3名の旧友と再会できたことが大変すばらしい!」と語っています。
また、長い間再び演奏することを望んでいたエドワードさんは、再び大好きなピアノを演奏することによって気分も良くなり、若返ったと話しています。
認知症で普段の生活が思うように上手くいかなくなっても、音楽やスポーツ、手芸など、その方々が好きなことをする機会を作ることによって、再び元気になるということもあるのですね。この動画を参考に、世界中の介護施設で元気になるお年寄りが増えることを祈っています。
参考サイト:
http://www.dailymail.co.uk/news/article-3361792/Lonely-jazz-musician-95-suffers-dementia-posts-online-plea-bandmates-jam-inundated-offers-including-one-old-bandmates.html