2015年11月12日、レバノンの首都であるベイルートで自爆テロが発生し、まだ3歳のハイダル君は両親を失いました。そして、彼自身もテロで怪我をし、入院生活を送っていました。
この出来事に心を痛めたレバノン人の女性リポーターであるラナ・ハルビさんが、ツイッターでハイダル君を元気付けようと人々に呼びかけます。それは、ハイダル君が大好きなレアル・マドリードのクリスティアーノ・ロナウド選手と会えるように手助けをしてくれないかというものでした。
すると、ツイートは次々に拡散され、ハイダル君はマドリードに招待されたのです。ハイダル君は、チームの会長であるフロレンティーノ・ペレスさんから名前入りのユニホームをプレゼントされ、遂に憧れのロナウド選手との対面を果たします。そして、ハグをした瞬間-ここからは、感動の対面を動画でご覧ください。
3歳にして両親を悲惨な事件で失ってしまったハイダル君は、一生癒えない大きな心の傷を負いました。本当ならば、お父さんとお母さんに甘えたい盛りの年齢です。しかし、彼は地元のリポーターと世界の人々の協力により、心の傷を癒すための大きな一歩を踏み出せたことと思います。
現在も憎くて悲惨なテロ事件は起きていますが、ハイダル君が一生幸せな生活が送れることを願います。
参考サイト
http://www.mirror.co.uk/sport/football/news/watch-incredible-moment-cristiano-ronaldo-7045056