米インディアナ州で働く建設作業員のジェイソン・ヘイニーさんは、建設現場の向かいにある子供記念病院に入院する子供たちのために、素敵なゲームを作りました。それは、実在版「ウォーリーを探せ」です。
日本でも有名なこの絵本は、街の中で多くの人たちに紛れた主人公を探し出す、文字がなくても子供たちをワクワクさせる内容です。ジェイソンさんは、一体どのようにしてウォーリーを現実化させたのでしょうか。
まず、ジェイソンさんは娘さんの助けを借り、約2.5メートルの巨大なウォーリーを作りました。それを、自身が働く建設現場に設置し、子供たちが入院する病室の窓から「ウォーリーを探せ」ができるようにしたのです。
毎日移動するウォーリーを窓越しに見つけ出すのに、子供たちは釘付けです!時にはビルの高いところから見下ろすウォーリー、そして、ある時には仮設トイレに入ろうとするウォーリー。なんと、子供病院内のエレベーターにも出現します。これは、院内で治療に耐えたり、退屈したりする子供たちを元気付けようと、ジェイソンさんが始めた取り組みです。
仕事をする傍ら、このように人を喜ばせるために時間を費やすジェイソンさんは素晴らしいです。病院内の子供たちだけでなく、その子供たちのワクワクする姿を見る家族たちやスタッフも、どんなに励まされていることでしょう。
ジェイソンさんの心温まるたった一つの取り組みが、この病院全体に大きく影響していることは間違いなさそうです。