米ジョージア州に住む19歳のフレッド・バーリーさんは、ゴードン州立大学の駐車場でテント生活をしているところを、警察に職務質問をされました。
その時の様子を「本当に怖かった。僕は刑務所行きになるんだと思ったよ。」と話すフレッドさんはホームレスで、大学に行きたい一心で子供用の小さな自転車に乗り、80キロを6時間も掛けて大学に辿り着いたのだと言います。
その日の気温は35℃だったそうで、とにかく暑かったとフレッドさんは話します。
刑務所行きになると恐れたフレッドさんの想像とは裏腹に、職務質問をした警察官は、「モーテル代を払うから、移動しよう。」とモーテルを紹介したのだそうです。すると、そのモーテルのオーナーは、モーテル代は無料にすると了承してくれたそうです。
フレッドさんに舞い降りた幸運はこれだけではありません。警察官がフレッドさんのことをフェイスブックで紹介し、協力を要請したところ、各方面から協力者が現れたのです。
彼にアルバイトをオファーしたいと言うピザ屋のオーナー、学用品を寄付したいと言う人たち、そして、募金サイトを立ち上げてくれる夫婦まで現れました。多くの人たちから愛されるフレッドさんは、将来、医者になりたいのだそうです。
これまでホームレスとして苦労してきたフレッドさんは、その苦労を経験した分、多くの人たちからのサポートに感謝しています。彼がこれからどのように努力をし、どのような医者になってくれるのか、進展が楽しみです。