キャシー・ベイツさんは子供の頃から視覚に障害があり、完全に視力を失っていないものの、出産した我が子をよく見ることができません。ところが、「eSight」(イーサイト)の特別な補助眼鏡を掛けることにより、生まれたばかりの我が子を見ることができたのです。
キャシーさんは「人生で初めて自分の目で赤ちゃんを見ました。」と言っています。映像にはキャシーさんの長男が映っているのですが、長男誕生の際には生まれたばかりの我が子を見ることが出来なかったようです。
また、「夫が赤ちゃんを見つめている姿もはっきり見えて、本当に幸せです。」という彼女の感想は、筆者を含め、不自由なく目が見える人々が気付かなかった感動を与えてくれます。「唇は私似ね。」と、小さな赤ちゃんの体のパーツまでよく見えているようです。
見えないと言うことは、暗闇を見ているようなものなのでしょうか。経験のない筆者には、はっきりとは分かりません。
しかし、この眼鏡は視覚を補助するだけではなく、視覚障がい者の人生まで明るくすることに間違いありません。入手困難な視覚補助眼鏡ですが、このようなすばらしい発明品が、誰もが手の届くものになって欲しいと願うばかりです。