7歳のエイドリアーナちゃんは、1年以上も学校でいじめられていました。
理由は、彼女がバイク好きでボーイッシュであるという、一味違った女の子だからです。
しかし、そのような理不尽な理由でいじめられる彼女を助けるために、The Punisher Biker Club(パニシャーバイカークラブ)というヒーローのようなバイカ-グループが立ち上がりました。
黒いレザージャケットにサングラスを掛け、大きなバイクで現れた集団は強面揃いです。しかし、彼らのハートはとても温かいものでした。
グループのリーダーは「彼女の話を聞いた時から、とにかく助けたいと思っていた」と話します。メンバーは元兵士や消防隊員の男女で構成されていて、今ではエイドリアーナちゃんのおじさんとおばさんのような存在なのだそうです。
彼らは、エイドリアーナちゃんにメンバー用の特別なライダーズジャケットとヘルメットをプレゼントし、大好きなバイクで学校まで送り届けました。バイカ-集団と共に現れたエイドリアーナちゃんを見て、学校一同が驚いたそうです。そして、いじめっ子たちもエイドリアーナちゃんをいじめないと約束したのだそうです。
子供のいじめは、ほんの些細なことが原因で大きく発展するケースがあります。このバイカ-グループが学校に突然現れた衝撃により、教師たちも生徒たちもいじめに対する意識が大きく変わったことでしょう。
日本だと、いじめの矛先が学校や教育委員会に向きがちですが、たったひとつのいじめに地域の人々が協力するという対策の方が、より心強いものだと感じるニュースでした。
参考サイト:
http://en.newsner.com/7-year-old-girl-is-being-bullied-but-now-watch-when-this-biker-gang-shows-up/about/news,family