ギュッと握れば粘土のように固まって、優しく握るとドロ~っと流れ落ちるこの不思議な物体は、片栗粉を水に溶いたものです。
握り方によって状態が変化する現象を、ダイラタンシー現象と言います。
水に溶けない片栗粉は、力が加わらないと水の中で自由に動き回り、ドロドロとした状態です。しかし、外側から力が加わると、粉の間に水分が閉じ込められ動かなくなり固まります。
この原理から、片栗粉を溶いた水の上を走ることが可能かもしれませんね。
参考URL:米村でんじろうサイエンスプロダクション(2005)「ダイラタンシー実験の解説」
http://www.denjiro.co.jp/02-wakuwaku/exp/dai/dai_k.html