植物は水分や栄養を根から吸い上げ全体に行きわたらせています。
でも、パッと見ただけではどこで水を吸い込んでいるのかがわかりません。
ここでは一目でわかるように色を付けてみましょう。
まず、道管染色キット(道管染色液ピンク1本、植物カットナイフ、スライドグラス、ピンセット)を用意します。
水溶性の赤インクなどでもできます。
セロリ、三角フラスコ(ない場合は倒れにくいように支えを用意してグラスを用意)を用意します。
道管染色液を三角フラスコに入れます。
セロリは白くて幅広になっている根に近い部分を観察しやすいように数センチ切り落としてから液に浸るぐらいの位置になるようにフラスコに入れます。
10分ほど待ってから染色液からあげます。茎を切ってみて染色された道管の断面を見てみましょう。
植物には水を吸い上げる道管、栄養を吸い上げる師管があります。
ここでは染色液を使って道管がどこにあるかを観察することができました。
また、染色液のおかげでどこまで水分を吸い上げているのかを茎の先で色がついていることで確認することができます。
植物によっても少しずつ違いますからいろんな植物の道管を観察してみましょう。
参考サイト
http://www.ons.ne.jp/~taka1997/education/2002/biology/11/
維管束(道管と師管)/1年理科『生物』/takaの授業記録2002