Windows7以前のパソコンをお使いの方、その多くの方が一度はマインスイーパーというゲームをやったことがあるのではないでしょうか?
マウスのクリックで隠れた地雷を探しだすという簡単なゲームで、Windowsに付属してきたものなので時間つぶしにちょっとやってみた人は多いはずです。
しかし最近あのゲームをやっている人っているのでしょうか?
そもそも見たことがないような気がしませんか?
■マインスイーパーの歴史
マインスイーパーは一定の広さの枠を小さな正方形のパネルで埋め、そこに隠された地雷を探しだすという簡単ゲームです。
パネルをめくった時に地雷がなければセーフで、次のパネルをめくる権利を得られますが、地雷があるとそこでゲームオーバーとなってしまいます。
めくったパネルと隣接するところに地雷がなければ自動的に開放され、運が良ければ一気に大量のパネルをめくることができます。
これがマインスイーパーの基本ルールです。
最初にこの仕組みを取り入れたゲームですが、1960年~70年代にあったのですが実態ははっきりしておらず、1983年に作られたMined-OutとYompという2つのゲームがこの仕組みを取り入れており、1985年に発表された『Relentless Logic』が確率した形となっています。
ただし、『Relentless Logic』はマインスイーパーと異なり、自由にパネルをめくるのではなく、移動するルート上の地雷を除去する内容になっていて、場合によっては周囲が地雷で埋め尽くされていて先へ進めない状況になることもありました。
Windowsで良く見かける形になったのは1990年のことで、Windows3.0の拡張キットとして「発売」されたのが最初です。
当初は無料ではなかったのですね。
無料の付属品になったのはその次のOS、Windows3.1からとなります。
■マインスイーパーの種類
Windowsの付属ゲームとしての知名度が高くなりすぎたため、四角の枠内に四角のパネル、がこのゲームのスタイルと思われていますが、仕組みさえ理解できればどんな形でも作ることができてしまいます。
広さや大きさを変えるだけではなく、三角形、六角形、立体などにも応用できるのです。
六角形マインスイーパー
六角形は一見難しそうですが、隣接するパネルが四角形より2枚減りますのでその分簡単になっていたりします。
難しいのは3Dです。隣接するパネルが増えることと、視点を切り替えなければ見えないことがその理由です。
もっとも3Dまでくると原理は同じでも視点の移動が必須になるため、完全に別のゲームになってしまいます。
3Dマインスイーパー
やはりマインクラフトは2Dで気軽にやれるほうが良いですね。
■マインスイーパーはいまどこに?
マインスイーパーがWindowsから姿を消したのはWindows 8.0からです。
そこからゲームはすべてストアアプリにされ、ストアに入ってダウンロードしなければならなくなりました。
マインクラフトと並ぶ暇つぶしゲーム『ソリティア』も同じ場所にあります。
付属されていたものに加え、アドベンチャーモード、デイリーチャレンジなどのモードが増え、手軽に遊べるものから毎日じっくり遊ぶものまでを揃えています。
基本は同じなのに、物凄く進化したゲームになってしまいましたが、暇つぶしゲームの地位は不動ですね。
Windows 10へのアップグレードが進められており、Windows 7ユーザーの中にはマインスイーパーがなくなってしまったと嘆いておられる方もおられるかもしれません。
そんな方は下のリンクから手に入れて下さい。ただし、やり過ぎには注意することです。
(Microsoft マインスイーパー:ウィンドウズストアが開きます)
https://www.microsoft.com/ja-jp/store/p/microsoft-minesweeper/9wzdncrfhwcn