普段トイレで何気なく使っているトイレットペーパーですが、実際に水の中でどうなっているのかはなかなか見る機会がないですよね。
ここでは実際にトイレットペーパーを水に入れて溶ける様子を観察してみましょう。
ビーカーを2つ用意し、それぞれに水を400ml入れます。
そこにティッシュペーパーを入れたものとトイレットペーパーを入れたものを用意し、割箸でかき混ぜます。
それぞれを観察してみると、ティッシュペーパーはなかなかバラバラにはなりませんが、トイレットペーパーは見る間にどんどんバラバラになっていきます。
この違いはなぜ起きるのでしょうか?
ペーパー類は木の繊維から作り出されています。
あるいは一度紙にしたものを再度ペーパー類に作り直している古紙と呼ばれるものもあります。
これらは繊維を用途に合わせて厚くしたり、絡むように作られています。
その繊維の強度で水にほぐれやすくなるかが決まります。
トイレットペーパーは溶かしていけば、水の中で限りなく細かくはなりますが、決して水に溶け込むわけではなく線維として沈殿します。
いろんなタイプの紙を水に入れて溶かしてみましょう。
参考サイト
http://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005301097_00000
トイレットペーパーは水にとけるか|クリップ|NHK for School