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登場する惑星の数、1844京以上!! 小さな会社が作る巨大過ぎるゲーム『No Man’s Sky』

近年、海外では大手のゲーム開発会社に混ざって、小規模のインディー系ゲームメーカーの開発タイトルが注目を集めています。

これはKickstarterというクラウドファンディング(資金調達)サービスを扱う企業や、ゲーム配信サービスのSteamが展開するアーリーアクセス(開発段階のα版にあたるゲームを有料で公開し、資金を集めるシステム)といったものが普及し、開発資金を稼ぎやすい環境が整いつつあるおかげであると言えるでしょう。

インディーズ系タイトルの多くは、大手メーカーにはない斬新さやエッジが立っていることをその特徴とするゲームです。そんな中注目されているタイトルのひとつが『No Man’s Sky』です。

■最大スピードでプレイしても、すべて見るには5850億年もかかるゲーム



『No Man’s Sky』は宇宙を旅する冒険者となり、宇宙船を駆って未知の惑星を訪れ、採掘や貿易、戦闘を繰り返しながら宇宙の中心を目指すというゲームです。

開発しているHello Gamesは、当初たった4人から始まった小さなスタジオでした。その後増員されてはいますが、それでも総員13名という、ゲーム開発チームとしてはかなり小規模な体制です。

少人数で製作されている『No Man’s Sky』ですが、ゲーム内に展開する宇宙の規模はとてつもないものです。ゲーム中に登場する(発見しうる)惑星は総数で1844京6744兆737億955万1616個!! これは、仮に1秒に1個ずつ新惑星を発見してもすべてを発見するまでに5850億年もかかる計算になります。

しかも、これらはランダム生成されるものではなく、全プレイヤーが共有するものです。惑星にはすべて固有の環境、地形があり、固有の生物が生息しており、ひとつとして同じ星は存在していません。

こんなことが可能なのは、このゲームに登場する惑星が予めデータとして存在するものではなく、ある法則性によって計算し生成されるからです。ゲームデータの中に各惑星のデータが存在しているのではなく、ゲーム中のプレイヤーの周囲だけに惑星が生成されるのです。ランダムではなく、決まった法則で生成されるので、同じ場所には同じ惑星が現れるわけです。

■オンラインプレイで孤独な宇宙を体験?

『No Man’s Sky』はオンラインプレイに対応しています。
しかし、これだけ広大な宇宙が舞台ですから、プレイヤー同士がゲーム中に出会う可能性はほとんどありません。

たったひとつだけ、自分の存在を他のプレイヤーに示す方法があります。
プレイヤーが他の誰かが訪れたことのない未知の惑星を発見すると、その惑星に名前をつけることが可能です。惑星の名前はサーバにアップされ、全プレイヤーが共有することになります。自分の名前をつけるもよし、ユニークな名前を選ぶもよし……自分という冒険者がいたことを、ゲーム世界に刻みこむことができるのです。

『No Man’s Sky』はPCとPS4に対応、発売時期の詳細は未定ですが、2015年内には配信開始される予定です。









2015/10/18 12:15  Copyrights(C)wowneta.jp

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