子どもの頃、積み木やブロック遊びに夢中になった経験のある方は多いでしょう。積み木やブロックのように、自由に建物や乗り物を組み立てて遊ぶクラフト系ゲームが、近年PCを中心に流行しています。
■流行のきっかけは『Minecraft』のヒット
クラフト系ゲームとは専門用語でサンドボックス(Sandbox)ゲームと呼ばれる、ゲーム内で自由にオブジェクトを組み立て遊ぶことのできるゲームのことです。サンドボックスと呼ばれるのは、物を自由に組み立てることを砂場の砂遊びに例えたところから来ています。
多くの場合、ブロックを立体的に組み合わせて造形するのが基本です。ブロックはその素材ごとに性質を持っていたり、固有のアクションを持つものもあります。また、違う素材のブロックを掛けあわせて新しい素材を作り出せることもあります。
クラフト系ゲームの流行の先駆けとなったのが、『Minecraft』です。
2009年にベータ版が公開されると、動画サイトに自分で作った造形物の動画をネットにアップするプレイヤーが続々と現れ、正式版リリース前にも関わらず、大人気となりました。
その後、2011年にPC用正式版がリリースされたのを皮切りに、スマホ・タブレット版やコンソール機のダウンロード版等としても発売、2015年現在、トータルで4000万本を超える大ヒット作品となっています。
■『Minecraft』をリスペクトした作品の数々
『Minecraft』の大ヒットを受け、次々にクラフト系ゲームの新作が誕生しました。
・Terraria
2D版Minecraftといった感じの作品。Minecraftと比較してバトルやトレジャーハントに重点を起き、熱狂的なファンも数多く存在します。
・Space Engineers
広大な宇宙を舞台にしたSF版Minecraftと言った感じのクラフト系ゲーム。
宇宙船や宇宙基地を建造するだけでなく、マルチプレイで対戦することも可能です。
・7 Days to Die
ホラーゲームの人気ジャンルに、ゾンビに支配された世界で生き抜く『ゾンビサバイバル』系がありますが、このゲームはそのゾンビサバイバルホラーとクラフト系ゲームを組み合わせたものです。ゾンビと戦いながら素材を集め、生存のための拠点を築きます。作った拠点はゾンビに破壊されることもあります。
・ドラゴンクエストビルダーズ
大ヒットRPG『ドラゴンクエスト』シリーズの最新作として2015年7月に制作が発表されたタイトルで、あのドラクエとMinecraftが融合したと、大きな話題になりました。
本家Minecraftも、今後ストーリーモードの実装を予定しているなど、クラフト系ゲームの人気はまだまだ続きそうです。皆さんも一度チャレンししてみてはいかがですか?