日本のゲームソフトには、世界的にも人気の高いタイトルが数多くありますが、一方で外国人から見ると日本のゲームにはかなり“奇妙なゲーム”がある、という印象でもあるようです。
海外サイト「ODDEE」が2014年にまとめた『日本の奇妙なゲーム』の記事から、どんなタイトルが“奇妙”だと思われているのか、見てみましょう。
■シーマン(1999年)
セガのゲーム機ドリームキャスト用ゲームソフトとして1999年に発売された育成シミュレーションゲーム『シーマン』。人面で人語を解する謎の生物を育てるというゲーム内容と、そのシュールな見た目、音声でコミュニケーションできるというゲームシステム、さらにはふてぶてしく可愛くないシーマンの性格などが発売当初日本国内でも大きな話題になりました。
そのユニークなゲーム性から、第3回文化庁メディア芸術祭デジタルアートインタラクティブ部門優秀賞を始め国内外から多数の賞を受賞しています。
■蚊(2001年)
最近、海外のインディーゲームを中心にヤギやトーストといった、奇妙なキャラクターを題材にしたゲームが見られますが、2001年にPlayStation用ソフトとして発売されたこのゲームは、その先駆けと言えるかもしれません。
プレイヤーが操作するのはなんと『蚊』。一軒の家を舞台にそこに住む家族から血を吸うアクションゲームでした。今でも海外を中心にコアなファンがいるそうです。
■超・ちゃぶ台返し!
これは外国人が奇妙と思うのも仕方ないかもしれません。
現在ではほとんど見られなくなりましたが、ちゃぶ台(卓袱台)とは、昭和初期を中心に使われた食事用座卓のことです。
昭和40年台に放送されたスポーツ根性アニメ『巨人の星』に登場した、主人公・星飛雄馬の頑固者の父親、星一徹が食事中に腹を立て、ちゃぶ台をひっくり返す描写が劇中にありました。