静電気というと、セーターなどの衣類を着ていてドアノブなどを触った時にバチッとくるものというイメージでしょうか?
ここでは静電気がどのように移動していくのかをいろいろ見ることができます。
その中には静電気で真ん中の振り子を動かすというものがあります。
それでは具体的な静電気な動きを見てみましょう。
用意するものは二つの同じ大きさの金属コップ、画びょうに結び付けて置いた紐をくくりつけた棒、静電気を発生させられるパイプです。
パイプをおもいきり擦っておき静電気をためておきます。
それを二つの金属製のコップに近づけてみると真ん中の振り子がパイプを近づけた方に近づいたり、揺れたりします。
なぜ振り子がふれるのでしょうか?
これは静電気による電気の受け渡しが連続で起こっていることによります。
こすったパイプはマイナスの電気を帯びています。
パイプから缶にそのマイナスの電気を送り込むと、振り子の画びょうは缶の内部にひかれて引き寄せられますが、外側のマイナスの電気をおびてしまいます。
マイナス同士では反発するため反対の缶に動いていきマイナス電気を渡してしまいます。
マイナス電気がなくなるとまたひかれ、またマイナス電気をおびて反発するという動きが高速で起きているのです。
少し違いますが、磁石のSN極の反発を利用して運動エネルギーを使っているものの中にはリニアモーターカーなどもあります。
参考サイト
http://www.yac-j.com/labo/list/pdf/5.Experiment/5-19.pdf
静電気の工作実験|公益財団法人 日本宇宙少年団