空気は密閉された空間からなくなると、なくなった分だけギュッと吸い込む力が生まれます。実際に目に見える形で観察できるように実験してみましょう。
アルミ皿の中心にろうそくを立てます。ろうそくは倒れないように最初にろうをとかして固定して立てます。耐熱のコップを用意します。この時、透明なコップを使いましょう。ろうそくはコップよりも小さめの物を用意しましょう。
色つきの水をアルミ皿に数ミリたまるぐらいいれておきます。ろうそくに火をつけコップをかぶせます。しばらくするとコップの中の火は消え、代わりにコップの中に水がどんどん引き込まれていきます。
なぜコップの中に水が吸い込まれていったのでしょうか?
コップの中では空気の中にある酸素を使ってろうそくが燃えました。酸素がなくなると火は消えますが、コップの中の空気の体積が減ってしまうためそれを補おうとしてコップのまわりにあった水を空気の代わりに吸い込んだのです。
またろうそくの火によってあたためられていた空気が冷えて膨張していた空気が縮むなどの効果もあります。
この実験では火を使いますから、十分に注意して行いましょう。
参考サイト
http://science.wao.ne.jp/experiment/details.php?contents_no=50321
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空気を吸い上げる力を調べよう!