時々、これどうやって入れたの?という不思議なおもちゃがあったりしますよね。
取り出せないビー玉だったり、ビンの中の模型船などです。
今回は木の中にはいっている不思議なビー玉のおもちゃを作ってみましょう。
まず、バルサ材の木材6×4×4センチ、ビー玉(2.5センチ)、ペン、カッター、定規、紙やすりを用意します。
縦の面が6cmになるようにし、上下左右に1センチずつの余裕をあけ中心の4×2センチの窓を開けていきます。
4面とも削り主柱を残して空洞ができるように削ります。削る際にはケガに注意しましょう。
次に、耐熱容器にこの木材が二分の一ぐらい水がかぶるようにして500wで10分ほどレンジであたためます。
取り出す際にヤケドに注意しながら取り出します。
木が柔らかくなっているので、ビー玉をぐっと押し込んで入れます。
ビー玉を入れた際の跡がついているので、再度レンジで500wで5分ほど温めてへこみをなおします。
なぜレンジで温めると木が柔らかくなったのでしょうか?
生きている木には弾力性や収縮性があります。
乾燥している木では大きな弾力性や収縮性は生まれないのですが、水につけた状態でレンジで温めたことにより、木に弾力性と収縮性を取り戻させたことでビー玉を通せるほどの柔らかさを得られたのです。
竹を加工する際に熱湯につけて柔らかくしてから曲げるといった作業と同じです。
この他にも木の弾力性や収縮性を利用したものがあるかを考えてみましょう。
参考サイト
http://www.wood-museum.net/nature_wood.php
木材博物館|木材の特性、性質などのご紹介