温度計は温度を知る際にとても便利なものです。気温計は温度計に触れている空気に応じて温度を測ることができ、水温計は水につけた際に水の温度を測ることができます。
ここでは空気の温度によって反応するとても簡単なペットボトルの温度計を作ってみましょう。
まず、ペットボトルのふたにキリで穴をあけます。その後、ストローが通るほどの穴の大きさになるようにしましょう。次にストローをその穴にさします。この時、ふたの下の部分からほんの少し見える程度の長さに設定しましょう。次に色水を作って、その液に蓋から下部分に見えているストローの側をつけます。すると、ストローに少しだけ色水が入ります。
次にペットボトルに三分の一ほど水を入れ、ストローの付いたふたを取り付けます。手でペットボトルの空気の部分を温めます。すると、色水がストローを移動していきます。水を三分の二、四分の三といった具合に増やしていくと、色水が移動していく速度が変わります。
なぜ水の量を変えると色水の移動スピードが変わったのでしょうか?
この温度計はペットボトルの中に残っている空気を暖めることで測ることができます。その膨張率が高ければ色水が大きく動くのです。つまり残っている空気が少なければ空気の膨張率が低くなるため色水は動きにくくなるのです。
参考サイト
http://science.wao.ne.jp/experiment/recipe.php?contents_no=51271
ペットボトルとストローで温度計をつくろう!|「科学に強い子を育てる」ワオ!科学実験ナビ