風船は結んで栓をしておかなければしぼんでしまいますよね?ところが中にもう一つ風船があるだけで結ばなくても風船はしぼむことがないのです。実際作ってみましょう。
まず小さな風船を空気入れにセットします。小さな風船の上から大きな風船をかぶせるように空気入れに重ねてセットします。重なったまま小さな風船を少し膨らませて結んで栓をします。次に重なった隙間から大きい方の風船に空気を入れていき、大きく膨らませたところで空気入れを抜きます。
すると小さな風船が栓になって大きな風船からは空気が出てきません。なぜ中にある小さな風船が栓の役割を果たしているのでしょうか?
風船の空気は外に出ていこうとする力が加わります。ところが、そこに小さな風船があることで小さな風船も押し出そうとして空気の通り道である入口を塞いでしまいます。常に出ていこうとする力が働いているため、中にある小さな風船が圧力で固定されてしまうわけです。
参考サイト
http://science.wao.ne.jp/experiment/recipe.php?contents_no=50348
風船で風船の栓をしてみよう!|「科学に強い子を育てる」ワオ!科学実験ナビ