冷たくて物を冷やすことのできるものに氷やドライアイスがあります。
しかし、この二つには大きな違いがあります。
具体的にどんなことが違うのか、違いを調べてみましょう。
同じ大きさぐらいの氷とドライアイスを用意します。
ドライアイスは低温やけどをしないように軍手をつけて取り扱いましょう。
それぞれを入れ物に入れて観察します。
ドライアイスが溶けていく過程を観察すると、氷は解けて水になるのに比べてドライアイスは何も残りません。
また氷、ドライアイスそれぞれを机の上ではじいてみると滑っていくのですが、ドライアイスは氷よりも長い距離を滑っていきます。
またドライアイスが白い煙のようなものをはっきりと観察できることに対して、氷ではあまりそれは見られません。
これらの違いは何なのでしょうか?
氷とドライアイスでは何からできているのかが大きく異なります。
氷は水が冷たくなって凍りますが、ドライアイスは二酸化炭素を使っています。
そのため溶けていくと氷は水になりますが、ドライアイスは気体の二酸化炭素に戻っていくのです。
ドライアイスの白い煙は二酸化炭素に激しく変化しているために見られるのですが、氷は冷気が見えているだけなので見えている煙のようなものの量も違ったのです。
参考サイト
http://science.wao.ne.jp/experiment/recipe.php?contents_no=51672
ドライアイスと氷を比べてみよう!|「科学に強い子を育てる」ワオ!科学実験ナビ