水は中性だということは知られています。では雨や雪は同じ水を元にできているので中性なはずですが、どうでしょうか?実際に確かめてみましょう。
まず、事前にきれいにしておいた洗面器やビーカーなどに雨水をためておきます。雪を集めることができる地域であれば、雪の表面をすくって溶かしておきます。また、水道水もビーカーにいれ、それぞれのビーカーにリトマス紙をつけて何性かを確認します。水道水では色の変わらないリトマス紙が雨水や雪解け水には酸性を示します。これはなぜなのでしょうか?
空気中の二酸化硫黄や窒素酸化物などが太陽の光によって化学反応を起こして硝酸や硫酸といった酸性の物質に変わります。それが雨に混じることで酸性雨や酸性の雪になります。
この酸性雨の元となる物質は工場からの排ガスや火山活動などで増えます。そのため、空気が汚れている地域では酸性雨が降りやすくなります。
酸性雨が私たちにもたらす影響も合わせて調べてみましょう。
参考サイト
https://kids.gakken.co.jp/kagaku/summer/kit10.html
酸性雨の研究|学研サイエンスキッズ